メトロバンクでフィリピンにお金を送る方法を具体的に解説

フィリピンへ送る

フィリピンに住んでいる彼女や友人にお金を送るときに便利な、メトロバンク(メトロポリタン銀行)の送金サービスについて、実際に東京支店で登録し、送金している僕が、その手順について解説します。

メトロバンクの概要

メトロバンクとは1962年に開業した、フィリピンの大手ユニバーサルバンクで、正式名称はメトロポリタン銀行。
トヨタ自動車や三井物産、ゆうちょ銀行などとも提携しているほど、日本との関係も深く、東京と大阪に支店があります。

支店の連絡先とアクセス

・東京支店
東京都千代田区神田錦町1-19-1 神田橋パークビルヂング1階
電話 03-5281-7281
メール mbtokyo@metrobank.co.jp


・大阪出張所
大阪市中央区安土町2-3-13大阪国際ビルディング3階
電話 06-7711-1315
メール mbosaka@metrobank.co.jp

電話やメールは日本語で大丈夫です。

・Japan Desk 
電話(日本語対応) +632 857 5371
メール consumeraffairs@bsp.gov.ph /

メトロバンク送金サービスの特徴

メリット
・口座を開設する必要なし。オンラインまたは郵便局のATMから送金できる
・受取人のフィリピン人は、銀行口座を持っていなくても大丈夫
・翌日か翌々日に相手が受け取れる速さ

デメリット
・送金する人は、自分自身と送り先の相手を事前登録する必要あり
送金する相手を追加する場合は、都度、申請が必要です。
また、送金できるのは登録した人に限られます。代理人や第三者は不可。
・フィリピンの口座は、日本支店からでは開設できない

送金サービスの種類

3つの方法からお好みのサービスが選べます。

メトロかんたん送金サービス(METS)

メトロバンクの指定口座(三井住友銀行/三菱UFJ銀行/りそな銀行)へ、送金する金額を振り込むか、またはメトロバンクの店頭で現金を預け入れます。
送金手数料
1,000~30,000円 750円
30,001~50,000円 1,200円
50,001円以上 1,500円

メトロ送金カードサービス(EPRC)

専用のカードをつかって、全国のゆうちょ銀行のATMから送金ができます。
送金手数料
1,000~30,000円 750円
30,001~50,000円 1,200円
50,001円以上 1,500円

メトロクイック送金サービス(QP)

全国のセブンイレブン、またはローソンから、30万円までの送金が24時間可能です。
送金手数料
1,000~30,000円 1,000円
30,001~50,000円 1,500円
50,001円以上 1,800円

送金の手順

はじめて利用する方は事前の登録が必要になります。

新規送金登録

メトロバンクの店頭に用意されている「外国送金登録依頼書兼告知書」に、送金人(本人)と受取人の情報などをローマ字で記入し、窓口に提出します。


僕の場合は東京支店の店頭で登録を行いましたが、手続きに要した時間は40分程度でした。
日本のメガバンクと比べれば客は少なく、ガランとしていますが、行内の雰囲気は同じ。
フィリピン人の若い女性が、流ちょうな日本語で対応してくれました。


尚、登録時には、送金するお金や手数料は必要ありません。

外国送金登録依頼書兼告知書は、オンラインでダウンロードして、メトロバンクの支店へ郵送することもできます。

外国送金登録依頼書兼告知書のダウンロード

本人確認書類のダウンロード

登録時に必要なもの

本人確認書類
運転免許証/マイナンバーカード/健康保険証/障害者カード/住民票の写し(過去3ヶ月以内に発行のもの)のいずれか

手続きが完了後、1週間~10日以内に登録完了通知、パスワード(PIN)、受取人番号(Beneficiary code)、ユーザーガイド、また、送金カードが届きます。

送金明細

送金明細は郵送またはemailでのEステートメントで受け取ります。
Eステートメントは、登録が完了後、メールまたはFacebookでメトロバンクに依頼します。

送金のルール

送金の限度額は一回30万円未満、月50万円まで
但し、送金前に事前にメトロバンクへ電話をしておくことで30万円以上も可能。

送金には各サービスの手数料とは別に、以下の費用が発生します。
円をペソで送金する場合 2,000円
円を米ドルで送金する場合 2,000円
円を円で送金する場合 2,000円+リフティングチャージ(送金額の0.75%)


送金先が銀行口座でない場合はペソ、銀行口座の場合は、その口座によって、ペソ、ドル、または円になります。

受け取り方法

相手のフィリピン人が銀行口座を持っていない場合は、PALAWAN PAWNSHOPやCEBUANAなどの質屋、または宅配業者のLBCの窓口で受け取るのが一般的です。
登録手続きの前に、相手の受け取り方法と電話番号を相手に確認しておいてください。


お金が現地の質屋に着金すると、質屋から受取人にテキスト(携帯メール)が送られてきます。
受取人は自分のIDを提示し、所定の用紙に自身の受取人番号記入することで、現金が受け取れます。

フィリピン国内に質屋はたくさんあります。
また、たいていのフィリピン人は、質屋でのお金の受け取り方法を知っています。


以上がメトロバンクのサービスを利用した送金方法になりますが、フィリピンへの送金方法は、このほかにもたくさんあります。
他の方法も知りたい方は、下の記事も併せてご覧ください。

フィリピンの紙幣

銀行口座がなくても大丈夫!フィリピン人への送金方法

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MAMORU
フィリピンに在住してわかった現地の文化やルール、そして海外移住のお役立ち情報発信しています。 海外への移住やロングスティを考えている人。 フィリピン人とかかわりのある人。 フィリピンに興味のある人。 そんな方々の役に立てばと思っています。