マニラやセブの歓楽街で営業しているフィリピンパブでは、毎日、たくさんの女の子が働いています。
そして、彼女たちを目当てにフィリピンに来る男性も少なくないハズ。
でも、座席で接客したり、ステージでダンスを見せてくれる、KTVやビキニバーの女の子は、どのくらいの稼ぎがあるのか。
そして、どんな生活を送っているのかまでを知っている人は多くないと思います。
夜の商売をしているフィリピーナの、稼ぎと暮らしについて解説します。
お金は、1フィリピンペソ=2.2円で換算してます。
ホステスの収入
KTVやビキニバーのお店のドアを開けた途端、たくさんの女の子が「いらっしゃいませ~」と声をかけてくれます。
彼女たちは、お店に来るだけでも、1日500ペソ(1,100円)の稼ぎを得ることができます。
そして、客から指名されて店外デートに誘われたら、バーファインの4割がプラスされます。
バーファインとは、客が女の子を店外デートに連れ出すためにお店に支払う料金のことで、4,000ペソから5,000ペソ(8,800円~11,000円)が相場です。
その4割がホステスの手元に入るので、女の子の収入は3,500円〜4,400円。
1日約1,000円が最低賃金になっているフィリピンでは、破格の収入です。
しかも、人気のある女の子は一日二回転。
一回目のデートが終わったら、またお店に戻り、次の客の指名を待ちます。
ホステスの待遇
店内で指名されれば、店のビールやテキーラは客が支払うので飲み放題。
フィリピンパブでは、客の飲み物代は一杯100ペソ(220円)ほどに設定されていますが、女の子の飲み物は高額で、一杯250ペソ(550円)。
夜の商売をしているフィリピーナは酒に強いので、何杯でもおかわりします。
そして、晩御飯と朝ごはんは客のおごりでおいしいものが食べられる。
しかも、デート中にアクセサリーや携帯電話など、高額な商品を買ってもらえることもあります。
人気があるホステスは、お金もモノも手に入れることができます。
フィリピンパブの勤務条件
女の子の勤務時間は19時~翌朝の3時で、週休一日というのが一般的。
フィリピンパブのママはやり手な人が多いので、勤務態度には厳しく、遅刻や欠勤をするとペナルティが課せられ、給与から差し引かれます。
また、客と店外デートをした翌日の欠勤は認められず、違反したらクビになることもあります。
性病検査も週に一回、義務付けられています。
フィリピンパブの女の子たちは、厳しいルールの元で働いているんです。
ホステスの支出
お店に出勤するだけでも、ある程度の収入が得られるホステスですが、お店で着る衣装と、ヘアメイク代は自腹です。
衣装代は女の子にもよりますが、月3,000ペソ(6,600円)ほど。
ヘアメイク代は毎日100ペソ(220円)。
客から指名されてなんぼのホステスは、衣装とヘアメイクには、ある程度のお金をかけます。
衣装は自分で購入しますが、ヘアメイクはお店の専属アーティストに、毎回、お金を支払いヘアメイクをしてもらいます。
フィリピンパブは過酷な仕事
全く指名がない女性でも、一か月で12,000ペソ(27,000円)ほどの収入を稼ぐことができます。
一人暮らしなら十分な収入ですが、フィリピンパブで働いている女の子の8割は子持ちのため、家族を養うには不十分です。
人気のあるホステスでも、月の稼ぎは18,000〜20,000ペソ。
人気があるほど労働が過酷になり、体調を崩し長続きしません。
日本のフィリピンパブで働いている女性も同じですが、フィリピーナと遊ぶときには、相手への気遣いを忘れないでくださいね。