フィリピンに住んでいる彼女や知り合いと連絡を取り合う場合、どんなSNSアプリを利用すればいいのか。
併せて、SNSでフィリピン人女性とやり取りするときのコツを説明します。
僕はフィリピンに10年住んでいますが、フィリピン人とのやり取りは、7割がフェイスブックのメッセンジャーアプリ。
3割はSMS(Short Message Service)と呼ばれる携帯電話向けのサービスを利用しています。
目次
フィリピン人の90%がFBのメッセンジャーを利用
DIGITAL 2020:フィリピンの調査では、2020年1月現在、フィリピンでのSNSの普及率は67%です。
表の見方
TOTAL POPULATION : フィリピンの人口 1億880万人
MOBILE PHONE CONNECTIONS : モバイルの利用者 1億7,320万人
(電話番号の異なるスマホをひとり複数台持っているので、利用者は100%を越えます)
INTERNET USERE : インターネットに接続しているユーザー
ACTIVE SOCIAL MEDIA USERS : SNSユーザー
(インターネットを利用している人は全員、SNSをつかっているということです)
そして、これがSNSのメディアごとの利用率。
この中で、日本人の利用者も多いメッセージアプリは
・Face bookのMessenger 96%
・Twiter 56%
・Skype 37%
ダントツでフィリピン人はFBのメッセージアプリを使って、コミュニケーションをしています。
FBが好きな理由
フィリピン人は動画や写真など、直観的に分かるメディアが好きです。
だから、文字だけの味気ないSNSよりも、写真や絵文字を添えて、嬉しいことや悲しいことをツイッターのように気軽に送れるFBの利用者が多いんです。
実際、フィリピンでは、政府や学校からの公式な通達もFBで告知されたり、FBのメッセンジャーで送られてくるほど、FBはソーシャルなメディア。
フィリピン人との連絡は、フェイスブックのメッセンジャーを利用するのが、いちばんのおすすめです。
注意点は、フィリピンの女性は、複数のFBアカウントを持ち、名前(ニックネーム)やプロフィール写真をアカウンドごとに変えているので、FBで連絡をするときは、事前に現在メインで利用しているアカウントを相手に確認しておいてください。
日本からでもショートメール(SMS)が送れる
FBと並んで利用されているのが、携帯電話で送れるショートメール。
画像や動画は送れませんが、連絡だけならもっともシンプルな方法です。
実は、SMSは相手の携帯番号を知っていれば、日本からでも送れます。
Docomoの国際ショートメッセージサービス
料金は、送信した文字数によって請求されますが、160文字までなら50円、最大1,530文字で500円と、国際電話よりも低額です。
SMSは、相手が受信するまでの時間が早いので、相手の気持ち次第ですが、返信が来るのも早いと思います。
利用するにあたり申し込みは不要。
相手からのメッセージの受信は無料です。
また、もしあなたが、フィリピンのSIMカードと、SIMフリーのスマホをお持ちでしたら、SIMカードを入れ替えるだけで、無料で相手にメッセージを送ることができます。
Eメールが使われないワケ
フィリピン女性もYahooなどのフリーメールアドレスを持っている子は多いです。
でも、実際はほとんど使われていません。
理由は、気軽で軽いやり取りが好きなフィリピン人女性にとって、ビジネスライクな感じのEメールは使いづらいから。
実は僕が日本に住んでいた時、フィリピン人女性との連絡にはEメールを利用していましたが、返信は週に1回程度でした。
フィリピン人は、Eメールのアカウントを持っていたとしても、メールアプリはほとんどひらきません。
顔を見て会話するならSkypeかGoogle meet
文字のやり取りではなく、相手の顔を見たい、と言う方は、フィリピン人の利用率が高いスカイプかGoogle meetのアプリを利用してください。
但し、決められた時間、相手を拘束することになるので、ある程度近い関係になっていることが前提です。
オンライン英会話で使われているスカイプ
フィリピンの語学学校が、日本人向けに使用しているビデオ通話アプリで、無料で利用することができます。
スカイプの良い点は、電話のように通話のみでも利用できること。
日本からフィリピンへの通話料は約17円/1分。
携帯電話からかける普通の国際電話ですと約120円/1分かかりますので、圧倒的に安いです。
スカイプで英会話レッスンを受けた後、スカイプを利用してプライベートで先生と交流している日本人も少なくありません。
学校の遠隔授業で利用されているGoogle meet
コロナ禍で利用者が急増したZOOMですが、Google系のアプリが根付いているフィリピンではGoogle meetの方が普及していると思います。
学校の授業でもGoogle meetが採用されています。
GoogleカレンダーやGmailなど、Googlの他のアプリとの連携もスムーズなので、Googleアプリを利用されている方はMeetも選択肢の一つです。
Google meetも無料でつかえます。
フィリピン人女性とSNSでやり取りするコツ
日本とは異なるフィリピンの文化や習慣を踏まえたうえで、フィリピン人とSNSで連絡を取り合う時のポイントをアドバイスします。
簡単な英語で短いメッセージを送る
フィリピン人は英語を理解できますが、アメリカ人やイギリス人のようにネイティブではありません。
日常生活では現地語をつかっていますので、難しい英語の長文は苦手。
翻訳アプリをつかって英文に変換したテキストを送る人も多いと思いますが、長文や複雑な文法の英語は、相手に間違って伝わる可能性もあります。
文法はあまり気にせず、簡単な単語と短めのメッセージを心がけてください。
用がなくてもコマメに送信
フィリピン人は特に用事がなくても、「こんにちは」とか挨拶だけのメッセージを送ります。
日本人は、なにか伝えることや要件があるときにメッセージを送ろうと思いますが、相手がフィリピン人の場合は「元気?」とか、気軽に連絡して大丈夫です。
軽い文章をチャットのようにキャッチボールしていくのがフィリピン人の特徴です。
返信がなくてもイライラしない
フィリピン人は気分屋な面があるので、返信がこないときもあります。
そんな時でも心配したりイライラせず、気長に待っていましょう。
そして、数日しても返信がなかったら、改めてメッセージを送る。
その際に、「いついつメッセージを送ったのに、なんで返信しないの」なんて野暮なことを聞いたら逆効果。
あなたから責められたと思い、二度と返信がこなくなるかもしれません。
まとめ (LINEはつかっていない)
日本に滞在しフィリピンパブなどで働いている女性の場合は、LINEをつかっていますが、フィリピンではLINEはあまり普及していません。
LINEをつかっているのは、日本人や韓国人のボーイフレンドと連絡を取っているフィリピーナぐらい。
フィリピン在住のフィリピン人との連絡は、フェイスブックのメッセンジャーアプリか、または、相手に早く見てもらいたいならスマホのショートメッセージがおすすめです。