海外からの観光客の受け入れを禁止していたフィリピンが、2022年3月からビザなしの人の入国も許可するようになりました。
ビザなしとは、観光などを目的に、短期間滞在する人のことを指します。
しかも、5月からはワクチン3回接種者は、入国前のPCR検査陰性証明も免除に。
PCR検査には15,000円ほどかかっていたのでこれは朗報。
これで、フィリピン旅行もしやすくなりました。
しかし、入国にはワクチン接種証明の提示や、フィリピン保健省への事前登録など、いくつかの決まりごとがあります。
6月に日本とフィリピンを行き来した経験のある僕が、2022年6月現在のフィリピン入国に必要な事前登録と、渡航当日の流れを説明しますので、フィリピン旅行を考えている方は参考にしてください。
渡航前の事前準備
・ワクチン接種および陰性証明書
・ワンヘルスパスへの登録
その他、30日以内にフィリピンを出国する航空券、および6か月以上の有効期限があるパスポートが必要です。
ワクチン接種
2回接種型ワクチンの2回接種+最低1回ブースター接種、または1回接種型ワクチンの1回接種+最低1回ブースター接種をしていること。
ファイザー、モデルナ、アストラゼネカは2回接種型ですので、ブースターを含めて3回接種が必要です。
ワクチン未接種、または完全に接種していない方は、フィリピン出発前48時間以内に日本でPCR検査を受け、その陰性証明書があれば入国できます。
ワクチン接種証明書
ワクチン接種証明はスマホのアプリを使用して無料で取得できます。
デジタル庁のサイトからアプリをダウンロードしてください。
申請にはマイナンバーカードとパスポートが必要になります。
ワンヘルスパスへの登録
ワンヘルスパスとは、いままで機内で書いていた健康確認書です。
出発前48時間を切ったら、ワンヘルスパスのサイトから必要事項を登録します。
ワンヘルスパスはアプリではありませんので、登録はスマホからでもパソコンからでもできます。
スマホの場合は登録完了後に出てくる画面をデバイスに保存。
パソコンの場合は、最後に表示されるバーコードの画面を写真に撮ってスマホに保存してください。
・登録前の事前準備
あらかじめ下記のものを用意しておいてください。
- ワクチンの接種証明書の画像
- 初回のワクチン接種、およびブースターショットの日にちとワクチンのメーカー
・最初の画面
日本語に翻訳していますが実際は英語です。
Googleで日本語に変換してから、登録作業を進めることも可能です。
登録をクリック
・次の画面
フィリピンへの出発日、到着日、到着する空港名、ワクチン接種カードの種類などを登録します。
・次の画面
個人プロフィール、フィリピンの宿泊先、便名、渡航目的などを登録します。
(赤いアスタリスクマークがついている項目だけで大丈夫です)
画面下の参加するをクリックすると接種証明書をアップロードする画面になります。
アップロードが完了したら、最後にバーコードが表示されますので、その画面をスマホへ保存してください。
出発当日の流れ
- 日本の空港のチェックインカウンターで、ワクチン接種証明の確認が行われます。
- 飛行機内ではワンヘルスパスへの登録が済んでいるかどうかの確認が行われます。
- 併せて、客室乗務員から入国カードと税関の申告書が配布されます。
- フィリピンの空港到着後、ワンヘルスパスのバーコード読み取りが行われます。