フィリピン旅行を考えている方のために、フィリピンのベストシーズンと、旅行で避けたい時期について、フィリピン在住者の僕が説明します。
セブ島でマリンレジャーを楽しみたいと考えている方や、女の子とのアソビを目的に、フィリピンに行きたいと思っている方の参考になると思います。
目次
フィリピンの気候で見るベストシーズン
フィリピンは、年間を通して気温と湿度が高い熱帯モンスーン型気候です。
年間平均気温は26~27度で、東京の7月8月の平均気温とほぼ同じです。
フィリピンには四季はなく、一年は乾季と雨季に分かれています。
気候から見たフィリピン旅行のベストシーズンは、乾季で雨量が少ない2月~5月です。
日本の夏休みやお盆休みにあたる8月は、フィリピンでは雨の日が多く、台風も来る時期なので、ベストシーズンとは言えません。
マニラの気候
マニラの気温は一年を通して23度~34度です。
雨季は5月中旬から12月中旬で、この期間、降水日になる確率は41%です。
乾季は12月中旬から5月中旬まで。
中でも暑い時期は4月上旬から5月中旬で、この期間の1日平均の最高気温は34度になります。
ビーチやプールでのアクティビティのために、マニラを訪問する最適な時期は12月下旬から4月上旬です。
セブ島の気候
セブ島の気温は一年を通して24度~32度です。
降水が多い時期は6月上旬から1月上旬で、この期間中の降水日になる確率は32%です。
乾季は、1月上旬から6月上旬です。
とくに暑い時期は4月中旬から6月中旬で、この期間の1日の平均の最高気温は32度。
涼しい時期は12月中旬から2月中旬で、1 日当たりの平均最高気温は29度です。
サマーアクティビティのためにセブ島を訪問する最適な時期は、1月上旬から4月中旬です。
フィリピンの台風シーズン
フィリピンの台風シーズンは10月~12月です。
台風は、フィリピンの東沖で発生した熱帯低気圧が大きくなったもので、気圧や偏西風の影響で進路が異なります。
8月9月に発生した台風は北上し、日本へ影響をあたえることが多いですが、フィリピンに接近する台風は11月と12月がいちばん多く、次いで、6月と10月です。
フィリピンに向かう台風は、レイテ島、サマール島、そしてマニラのあるルソン島を直撃することが多く、とくに10月~12月にやって来る台風は、フィリピンに甚大な被害を及ぼします。
台風がセブ島に上陸することはまずありませんが、台風が接近すると、セブ島も半日~一日、強風や局地的な大雨に襲われます。
よって、台風シーズンのフィリピン旅行は、事前に天気予報を確認するなどして、注意を払ってください。
台風でも飛行機は飛びます。
ただし、フィリピンに来てから冠水や交通マヒで身動きができなくなる場合があります。
旅行を決める前に知っておきたいフィリピンの連休
カトリック教徒が多いフィリピンには、カトリックに関係した大型連休があり、その期間はお店や観光地が一斉に休業する場合があります。
フィリピン旅行の日程を決める時に、事前に知っておきたいフィリピンの大型連休を3つ、紹介します。
ホーリーウィーク
キリストの復活をお祝いするイースター(復活祭)と、その準備期間にあたる3日間をホーリーウィーク(聖週間)と呼びます。
ホーリーウィークは木曜日から土曜日、イースターは日曜日です。
ホーリーウィーク期間の4日間は祝日となっていて、スーパーやショッピングモールなども閉店します。
ほとんどの人が教会や自宅で休日を過ごすため、ホーリーウィーク期間中の街は静まりかえります。
カトリックの行事に興味のある方にはおすすめともいえる時期ですが、旅行や観光で訪れる方は避けた方が良いでしょう。
ホーリーウィークは年によって日付けが変わる移動祝日のため、毎年異なるのですが、3月下旬から4月中旬になることが多いです。
クリスマス
フィリピンのクリスマス期間は世界一長く、12月16日から1月の第一日曜日までの22日間です。
クリスマスシーズンになると街はイルミネーションで飾り付けられ、人々は浮かれ、仕事どころではなくなります。
しかし、海外からの観光客が増えるクリスマスシーズンは、外国人を狙ったスリなどの犯罪が多発する時期ですので注意が必要です。
All Saints Day
All Saints Day(諸聖人の日)も、カトリックの祝日のひとつです。
日本で例えるとお盆に相当するこの祝日には、家族全員でお墓参りに行き、ご先祖を供養します。
フィリピンの知り合いを尋ねたり、彼女と会う予定の人は、事前に相手の都合を確認しておきましょう。
All Saints Dayの期間中は、田舎に帰ってしまうかもしれません。
また、All Saints Dayの10月の最終日から11月1日2日の3日間は、沢山の人々が街へ出かけるので道路が混雑します。
レストランや観光地も閉店となることろがあります。
フィリピンへの渡航費用で考えるベストシーズン
日本からマニラ、またはセブまでの直行便の航空券代は、通常、往復で7万円前後です。
しかし、ゴールデンウィークや年末年始は、値段が15万円~20万円に跳ね上がります。
特に年末年始は、クリスマス休暇を利用して日本へ行くフィリピン人も多いので、予約すらとれないことがあります。
ある程度、日程に自由が利く方は、ゴールデンウィークやお盆、そして年末年始は避けた方が賢明です。
また、年末年始にフィリピンに行く予定の方は、10月には航空券を予約しておきましょう。
観光地によるベストシーズンの違い
フィリピンの国内は、乾季や雨季の時期がほぼ同じですので、観光地によってベストシーズンの違いはほとんどありません。
スキューバダイビングや、ビーチリゾートを楽しむ方にとって人気のあるセブ島、ボラカイそしてパラワンも、好天率が高くなる1月~4月がベストシーズンです。
特に、パラワン(エルニド)では、12月~3月の期間は、ほとんど雨は降りません。
大人のベストシーズン
フィリピン旅行のベストシーズンは、気候で考えたら2月3月です。
この時期は、日本から大勢の観光客や語学留学生がフィリピンを訪れますので、街は日本人だらけ。
ショッピングモールに行けば、必ず日本人のグループに出会います。
ある程度、自由に日程が決められる大人の方なら、5月のゴールデンウィーク明けから7月が、フィリピン旅行におすすめの時期です。
また、台風のリスクが少ないセブ島への旅行でしたら、観光客が少ない10月11月もおすすめです。