低年齢で子どもを出産するフィリピンでは、シングルマザーの女性がとても多いです。
彼女たちは子育てをしながら一生懸命働き、そして、新しい恋愛もあきらめてはいない。
この記事では、実際にシングルマザーとお付き合いをした経験のある僕が、フィリピンにシングルマザーが多い理由と、彼女たちの仕事や恋愛感について解説します。
目次
10代で出産するフィリピーナ
フィリピン統計局の調査では、15歳~19歳の女性の1割が出産を経験しています。
20歳~24歳では4割も。
また、20歳~24歳の女性の15%が、18歳までにパートナーまたは配偶者と同棲しています。
フィリピンの婚姻法定年齢は18歳以上ですので、ほとんどは未婚の状態で同棲をはじめている。
フィリピンにシングルマザーが多い、いちばんの理由は、経済力のない若い年齢で、子どもを出産するためです。
シングルマザーになる理由
シングルマザーと呼ばれる女性には2つのタイプがあります。
ひとつは、婚姻はしているけど、すでに夫とは別れている女性。
もうひとつは、未婚のまま出産した女性です。
結婚しているシングルマザー
結婚後にシングルマザーになってしまう理由は、大抵が、男性の怠け癖やDVが原因で、女性が愛想をつかせて家を出てしまうか、または、旦那が浮気をして、自ら出ていく場合のどちらかです。
フィリピンの法律では、離婚は認められていないため、別居しても婚姻状態はつづきますが、二人の関係が元に戻ることはなく、女性はひとりで子どもを養いながら、人生を送っていくことになります。
未婚のシングルマザー
シングルマザーでいちばん多いケースです。
若いカップルは避妊をしないので、10代で性交渉をし、子どもを授かる。
また、妊娠しても、フィリピンでは中絶が認められていないので、そのまま出産。
でも、10代で性交渉をするカップルの大半は貧困層なので、男性は彼女と子供を養うことが怖くなり逃げてしまう。
実は女性を孕ませて、そのまま逃げてしまう男は、フィリピン人だけではなく、韓国人や日本人にも少なくありません。
韓国人との間に生まれた子をコビノ(コリアンとフィリピノの合成語)、日本人との間に生まれた子はジャピーノと呼びます。
シングルマザーの仕事
シングルマザーとなった女性は、そのほとんどが貧困層で、学歴もないため、定期的な収入が保障される仕事には就けません。
食べ物や土産物を売る自営業をはじめたり、メイドとして裕福層の家で家事手伝いの仕事をしたり。
20代なら水商売で働く女性も少なくありません。
フィリピンのKTV(カラオケバー)で働いている女性の8割はシングルマザーです。
でも、彼女たちは子どもを育てることに喜びを感じているので、暗い表情などせず、お金のために一生懸命働いています。
そして周囲の人たちも、彼女たちに偏見を持つようなことはありません。
20代は子育て。30歳から恋愛
子どもが15歳ぐらいになったら、やっと自分の時間を持つことができます。
例えば、16歳で出産したら、子どもが15歳になったとき、母親は31歳とまだ若い。
20代の時には、子どもの養育費を稼ぐため働いていた母親も、子どもから手が離れてきたら自分の将来のことを考えるようになります。
生活のために自分で商売を始める女性もいますが、手っ取り早い方法は、女性の魅力をつかってお金持ちから支援を受けたり、外国人と再婚していまの生活から脱出すること。
シングルマザーは30歳前後になると、急に恋愛に積極的になります。
でも、30歳を超えるとKTVで働くにはムリがあるので、知り合いのつてやSNSをつかい、お金持ちや外国人を探します。
もちろん、20代のシングルマザーの中にも、KTVで男を探す女性はいますが、20代だと、まだ子どもが小さいので、本気の恋愛ではなく、割り切ったお金の関係になる場合が多いです。
シングルマザーとの恋愛は注意
子どもの父親と婚姻関係がなく、完全に縁が切れているシングルマザーは問題ありませんが、婚姻関係がつづいている女性との恋愛は、少し注意が必要。
夫がやきもちを焼いて因縁をつけてきたり、お金を要求してきたり。
日本では不倫は犯罪ではありませんが、フィリピンでは結婚している女性と不倫をすると姦通罪となり、不倫相手の男性も厳しく処罰されます。
シングルマザーとの恋愛は、相手が結婚していないか、そして元カレとは完全に縁が切れているかどうかを確認してからにしましょう。